2009/10/24 『人権を考える-国際レベルでの人権活動と私たち-』
今回はアムネスティ・インターナショナル日本さんのご協力を得まして、カフェを行いました。まず、当カフェ発起人の鈴木が「国際社会の今」として、貧困、人権、環境問題の相互関連性を共有しました。次のセッションでは、アムネスティ側からアムネスティと人権の歴史、8月に行われた国際会議における議論、特に地球的課題が相互に関連している中でのアムネスティの活動の説明を行って頂きました。グローバル化という言葉に私たちの考えがどれほど占有されているかを考えさせられました。そして環境の影響を受けているような場所では人権も侵害されているというお話もとても印象的でした。その後もアムネスティの方より、人間らしく生きたい国際キャンペーンのご説明を受けました。貧困という状況が人権侵害を生むというお話はとても感銘を受けました。さらにアムネスティのユース国際会議に参加された方からは女性に対する暴力に関連して他のNGOとアムネスティの協力をケーススタディのカタチで説明をして頂きました。
セッション3では、「死刑」「難民」「男女差別」「LGBT」の4つのグループにわかれ、それぞれの課題の構造を話し合い、共有を行い、その後再び、グループごとに課題克服に向けての話し合いをし、全体で共有を行いました。印象に残った物の中には、歴史的な流れの中で、当時の社会環境に合わせて作られた男女の役割が、現在においては、女性の自己実現の妨げになっていること、また厄介な点としてはそうした男女の役割分担から今でも利益を得ている女性もいて、女性の中でもコンセンサスが得られないということ。また概して各課題について言えることは、どれも「自分とは違う」という線をひき、それが差別や人権軽視へと繋がる土壌になっているということでした。こうした課題は「常識」という人々のコンセンサスに依拠していて、最終的にはひとり一人の人間がこれらの課題にどう向き合い、判断をするかというなのだと思いました。ただその上でも圧倒的に情報が足りなく、また情報があったとしても偏った情報であるので、いかにしてしっかりとした、正しい情報を発信するかが大切だと思いました。そしてなによりも時代の常識を作るのは私たちひとり一人であり、こうした課題をどうするかも私たちひとり一人の課題なのだと思います。
カフェの後は、アルコール無しの交流会を1時間30分ほど行いました。グループワークの後だったため、皆打ち解けて話が出来ました。
2009/3/22 交流会 In The Zone
カフェのメンバーを中心に知人紹介制で交流会を催しました。様々な分野を勉強している学生から貿易、報道、市民活動、石油、システムエンジニア関係の社会人と多種多様な方が集まり交流を深めました。
こうした空間において、リラックスした雰囲気の中での会話こそが、コミュニティとしての重要な要素であると思います。
学生は社会人の経験や考えを知る事が出来、またその一方で社会人は学生の熱意、アイディアを知る事が出来ます。こうした空間を通じた情報や思いの共有する仕組みこそ今の日本に必要な気がします。
2009/3/19 Youth Empowerment –heart and management-
これまでイベントと言えば東京でしたが、東京以外に住む人の方が大多数ですし、全国各地から公共的な活動が生まれることこそ、大切なことだと考え、九州別府にてスキルアップとワークショップを行ないました。
午前中はマネージメントスキルに関するセミナーを行ない、午後は理念や活動の動機、30年後の将来を考え、何を行ないたいかというブレイントレーニングを行ないました。
各々の活動の動機の共有が出来、とても有意義な時間となりました。
2009/1/17 及び 1/25 特別セッション
ユース活動や市民活動をしていてマネージメントに苦労して、本当にしたいことができない。
そんな思いは誰しも経験した事があると思います。そうした中で、経験者の知識やスキルを共有する仕組みもうまく開発されてはいませんし、また開発されていたとしてもその情報をしっているのは一握りです。
そこで特別セッションではMTGの仕方と言う基礎的なことから新歓や広報、渉外など各種スキルの共有を行ないました。
また参加者のもっているスキルの共有も行ない、このセッション自体がナレッジシェアの場所となりました。
2008/12/14 『なぜ国際協力を行なうのか?』
第一回カフェを12月14日に開催しました。
当日は天候が優れない中、60名近い方に参加して頂きました。
基調講演では、家族計画国際協力財団(ジョイセフ)スタッフの田中絢也さんに「なぜ国際協力をするのか?」というテーマでお話をして頂きました。
高校時代に感じた真実を知らされていなかった事への憤りとその後の社会奉仕活動を通じての思いをお話し下さいました。
また現在日本社会には、大学卒業後に参加出来る国際協力を行なう職場がかなり少なく、その現状に対する思いもお話しして頂きました。
その後、5~6人のグループに別れて、ディスカッションを行ないました。ディスカッションの中では、参加者のそれぞれが国際協力をしている理由やなぜ国際協力をするのかに関して熱い議論が交わされました。
話し合いの中では、国内に多くの問題がある事に関して、それぞれ役割として、自分は国内問題にも興味があるが、行なう事としては国際協力をするという意見や国内や海外に関係なく、そこに困っている人がいるから今、国際協力をしているだけという意見がありました。